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登録日:2014/06/05 (木) 15 28 14 更新日:2023/06/01 Thu 21 57 55NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 だいたいこいつのせい マリア・セイバーハーゲン ヴァンパイア十字界 不運 人間 呪い 外道 故人 母親 無限十字のセイバーハーゲン 策略家 聖人 聖者 霊力 黒き白鳥 無限十字のセイバーハーゲンとは、ヴァンパイア十字界に登場したキャラクター。 各国に五百人以上の弟子を持ち霊力を使う人間の中心となって戦を作り、三十年以上に渡って夜の国と戦った大霊力使いである。 その名の由来は万の術に万の霊具を用い、それらの交差するところに無限の力を生みだすからである。 全身を鎧甲冑に法衣らしきもので覆い隠し、その正体は謎に包まれている。 作中時間から千年前の人間でとっくの昔に亡くなっているため、ブリジットら吸血鬼たちの過去話の中で語られる。 この項目は物語中盤以降のネタバレを多く含んでいるので、これから先はそのつもりで読み進めてください。 【劇中】 物語も中盤。 謎に包まれていた千年前の『真実』が語られる中で森島が漏らした「赤バラの旦那をはめる」という野心に対して、 ストラウスの義娘レティが「人間がストラウスにかなうわけがない」と返した時に、 2人と同席していたブリジットが「1人だけいる」として挙げたのがこの『無限十字のセイバーハーゲン』。 そのやたら仰々しい名前を初めて聞いた二人がドン引きしたのは言うまでも無い。 ブリジットの話では、セイバーハーゲンとストラウスが初めて出会ったのはストラウスが夜の国の将軍職について間もない頃。 夜の国へ戦を仕掛け、五百人の兵を犠牲にストラウスを必殺の結界にかけた。 しかしストラウスの力は予想をはるかに上回り、セイバーハーゲンの罠を一息で破る。 ストラウスの強大な力を目の当たりにしたセイバーハーゲンは、改めて世界をも征服しうるストラウスを危険視し直接交戦、 野心は持たないと反論するストラウスの言葉も「それが可能なら変わらない」と一蹴する。 ストラウスを罠にはめ、さらに単独で競り合う人間の存在はブリジットに大きな衝撃を与えたものの、けっきょくセイバーハーゲンはストラウスを倒すには至らず撤退した。 その後も幾度となくストラウスを倒すべく暗躍するも、そのたび特撮の敵サイドよろしくストラウスに煮え湯を飲まされるの繰り返しだった。 そんなセイバーハーゲンが何故ストラウスに勝ったと言えるのか? それはセイバーハーゲンこそがストラウスの天敵である『黒き白鳥』を生みだした人間だからである。 例え術者の身が滅んだとしても、生みだされた『黒き白鳥』は宿主を移り変わりストラウスを殺すその時まで、 永遠に存在し続ける以上、最後に勝つのはセイバーハーゲンなのだった。 そしてセイバーハーゲンは物語上もう一つ大きな役割を果たしている。 それはストラウスの妻、夜の国の女王アーデルハイトの魔力暴走『腐食の月光』の脅威から世界を救い、その身を封印したことである。 腐食の月光の被害が広がる中、対応に追われていたブリジットと合流し、彼女の協力を得て本来ストラウスの封印に用いるつもりだった。 (といっても本来は準備が大変でく本人も使用を諦めていたものだが)大がかりな封印術『反転封陣』を実行。 ついでにブリジットに自分の性別は女だということを明かし驚かせた。 多くの犠牲を払ったものの、最終的にはアーデルハイトの封印に成功。 その後、ストラウスの前妻ステラの仇と判明したアーデルハイトを殺害するべく、 ストラウスが国も民も捨てて人類とヴァンパイアの血族全ての敵となった時には(セイバーハーゲン以下多くの人々はアーデルハイトへの愛のためと思っていたが)、 ブリジットをストラウス討伐の指揮官になるよう頼み込み、自身は『黒き白鳥』を完成させるために一時姿をくらます。 そして完成した『黒き白鳥』と初代の宿主シンシアをブリジットを引き合わせ、 ざっくり説明した後にストラウスの目をくらますための偽の封印を世界中にばら撒くべく旅に出た。 その後の足取りはブリジットにも不明だが、確かなのは各地に封印をばら撒いたということである。 ストラウスを一方的に敵視し、罠にはめるためだけに一軍を犠牲にする、彼(とアーデルハイト)を殺すために、 罪も無い少女を巻き込み犠牲にする『黒き白鳥』の術を開発するなど傍から見れば彼女もまた危険な人物。 だがそもそもストラウスを敵視していたのは彼の強大な力が、 人とヴァンパイアの血族のバランスを崩すであろうことを見越してのものであり、ストラウスをして「私心がない」と評されていた。 (それ故手段を選ばず諦めもしないと) 実際には疑心暗鬼に狂っているとしか言えず、幾たびも戦争を吹っ掛けたり介入しては返り討ちにあっていた。 そしてセイバーハーゲンの何度目かの戦争誘致工作による開戦気運の高まりに対してストラウスが無害アピールを行おうと日光に体を当てた結果、日光を克服していたことが判明しヴァンパイアが夜と昼の両方を支配下に置く可能性が出てしまった為に、開戦気運が異常なほど高まり『戦争回避』の為にストラウスは元老院の決めた処刑を受け入れ、平和の為に死のうとした。 (処刑前にアーデルハイトがステラの仇と知って復讐を優先することとなったが)。 見えない恐怖によって戦争を誘致を繰り返し何が何でも生き残ろうとするセイバーハーゲンと平和の為に自死すら受け入れるストラウスは非常に対極的である。 『黒き白鳥』の存在についても、ストラウスの強大な力に対してブリジットやセイバーハーゲンですら勝機は薄く、 討伐の最中に命を落としかねない危険性があったうえにアーデルハイトが復活し再び暴走すればそれを止める手立ては二人に無い。 つまり単独でもストラウスたちの力を上回り、未来永劫に渡って命を狙い続ける狩人の存在が不可欠だったという事情があった。 セイバーハーゲン自身もこれらの犠牲に対して内心では心を痛めており、アーデルハイト封印の際に弟子たちが命を落とした時は彼らの尊い犠牲に感謝し、 『黒き白鳥』の悪辣な仕様をブリジットに詰られた時には苦しい心中を吐露し「地獄の業火に焼かれる覚悟はできている」と言い放つなど、根っこは善人である。 城平作品の伝統で、無駄に大きい力と無駄に強い責任感で茨の道を歩く体質なだけで。 彼女が失踪した後、初代『黒き白鳥』……セイバーハーゲンの娘であるシンシアから明かされた本名は『マリア・セイバーハーゲン』。 普段その身を鎧かぶとに包み、名を隠していたのは『マリア』の名に似つかわしくない我が身を恥じていたからなのかもしれない。 しかしセイバーハーゲンにはまだ隠された『真実』があった。ブリジットの知りえなかった真実が。 アーデルハイトが封印から解放された後に明かされた真実。 それはセイバーハーゲンがステラの母であり、そしてステラとお腹の子供を惨殺した真犯人だったということである。 ステラが惨殺されたその日、彼女は育ての母であるセイバーハーゲンと霊具を用いて連絡を取っていた。 先述のとおり、セイバーハーゲンはストラウスが憎いというよりも、その強大な力が世界のパワーバランスを崩壊させることを恐れていた。 同時に、ストラウスに子供ができその力を受け継ぐことも恐れていた。 しかしセイバーハーゲンにとって、ステラは養った子供の中でも最も幸あれと願った愛娘だった。 最初はステラを叱責し考えを改めさせるかのような発言をするが、 ステラのあまりにも純粋な愛を動かしようがないと悟ったセイバーハーゲンはステラを遠隔地から術を用いて殺害。 その後、現場に乗り込み死体を徹底的に破壊した。(胎児であった子は性別が判別出来ないほど破損させられていた。) この一件の内、連絡~殺害までの顛末をたまたま彼女の部屋を訪ねたアーデルハイトが目撃していたのだが、 ステラの願いによって真相は伏せられることとなったのだった。 ……だが真実はこれだけに留まらなかった。 その後、ストラウスの口から明かされた衝撃の真実。 なんとストラウスの宿敵である『黒き白鳥』の正体とはステラと、ステラのお腹の中にいた子供の魂だったのである。 セイバーハーゲンは二人を殺害したばかりか、ストラウスの強大な力に対抗すべくストラウスの力を受け継いだ子供と、 そしてその赤子の魂を安定させるために母であるステラの魂を利用したのである。 セイバーハーゲンさんマジ外道。そら二度と使いたくも無いと思うわけである。 ストラウスはシンシアと初めて戦った時にこの真実に気付き、後にセイバーハーゲンを見つけ出し確認した。 上記のとおり、ステラはセイバーハーゲンにとっても愛娘であり、 自らの非道としかいいようのない行為に深い罪悪感を抱えていた。 なのでこの時ストラウスに対しステラの復讐を果たすよう言う(既に自分の勝ち確というのもあるだろうが)も、ストラウスはステラが母の死を望まないだろうとして諦めた。 そしてストラウスに対し自身との相似を指摘し人並みの幸せなど望むべきではなかったと、 ステラを愛するならそばに置くべきではなかったと怒りの言葉をぶつけた。 だが、その後。彼から人間と吸血鬼の双方の共通の敵として立ち続け、自らが守る相手から怨嗟と憎悪を一身に受けながら「愛する相手と我が子が憑依した女性たちを殺し続ける」上に自死も出来ない生き地獄を歩み続けると宣言した彼の背を振るえながら見送った。 ただし、完全に魔への特攻に偏った『黒き白鳥』はそれ故に人としての属性も併せ持つダンピールには攻撃力が激減し、霊力や霊剣をノーリスクで扱え魔力無効の防壁が貫通されるためストラウスが本気でどうにかしようとすれば封印の件も含めてブリジット等を懐柔すればそれで済み『どうにかしようと思えばどうとでも出来る』策でしかなく、意味ある物になったのストラウスの意思に寄るところが大きく、1度自分の死を当たり前に受け入れるという思想の転換が起きれば成立しなくなり、逆に言えば彼女の『杞憂が実現した場合は無意味となる』ため、無駄に悲劇をばら撒いただけである。 『ぶっちゃけコイツが一番の悲劇の元凶じゃね?』と読者から言われるようになってしまったセイバーハーゲンだが、実際その通りである。 別の終焉が訪れたとは作中におけるストラウスの弁だが、同じように悲劇と破滅ではなくもっと緩やかで優しい終わりだった可能性もある。少なくとも一連の悲劇は彼女によるステラ殺害を起点にしており、人類と吸血鬼の融和の可能性を完全に断ち切ったのは事実である。(最終的に吸血鬼の生き残り達が選んだのは月への移住という別離である。) 責任感と強迫観念からか、各国で連合組ませて夜の国に戦争を幾度となく吹っ掛けさせようとしたりステラ殺害も『当時進行中だった和平交渉の決裂』が目的に入ってたり、やってる事は明確に『平和の敵』である。 ストラウス処刑の発端も、彼女がまたまた戦争を吹っ掛けさせようして居る事に対しての『無害アピール』が裏目に出てしまった結果である。 もはや、何のために打倒赤薔薇を掲げてるのか分からない顛末であり客観的に見たら、疑心暗鬼に狂っているとしか言えない始末である。 その強大な力と才気故に「ちょうしにのっていた」ストラウスは最期の時に己を許すことができたが彼女は果たしてどうだったのだろうか。 追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ついに建ったか -- 名無しさん (2014-06-05 15 41 56) ストラウスからしてみれば悲劇の元凶だけど、ある意味人類種の総意であり、こいつがいなくても結局は誰かがこいつの役割を担った訳で… ホント救われない。 -- 名無しさん (2014-06-05 16 06 04) こいつの -- 名無しさん (2014-06-05 16 10 51) ミスった、こいつのいないifを考えてみたが、遅かれ早かれストラウスが処刑されたであろうことを考えればビッグモーラの関係で人類は不味いことになっていたという -- 名無しさん (2014-06-05 16 16 00) 其の前に赤バラ処刑されるなら腐食の月光が封印出来ずに地球消滅エンド。 -- 名無しさん (2014-06-05 16 33 15) それでも・・・・って思うのは間違ってるのかな? -- 名無しさん (2014-06-05 16 37 36) ↑間違っちゃいない。 ステラとの最期の会話でセイバーハーケンが折れてくれてたら… って妄想してみたことあるし。 -- 名無しさん (2014-06-05 16 40 32) ↑でも、他に方法があるかと言われれば思い浮かばないんだよね。ホライゾンを読んでコイツらがこの世界にいてくれたらと何度本気で思ったことか・・・・。 -- 名無しさん (2014-06-05 16 47 35) 黒鳥の仕様がえげつなさ過ぎて引いた思い出。ストラウスもだが、この人も強過ぎてぶっ壊れてるよなぁ -- 名無しさん (2014-06-05 18 40 20) 本心じゃ真っ向から挑みたかったみたいだけどね。 -- 名無しさん (2014-06-05 18 46 58) 個人的に黒鳥の何が一番酷いって、最初に憑けたのが義理の娘(ステラの義妹)という点。いや赤の他人でもえげつない仕様なんだけど、よりにもよって真っ先に...っていうね... -- 名無しさん (2014-06-05 19 24 47) 善人でも異常な力を持ってる存在を排除しようとするのはよくあることだけど、この人は私欲ではなく真剣に人類のためにやりそのために最愛の義娘・義妹という身内をも犠牲にしてるのは許せるわ。この人にとってのたった一人自分でやってきたことをなんだったと考えながら答えを出ないまま死ぬまで生き続けることだろう -- 名無しさん (2014-06-05 19 45 21) そういう意味ではこの人もストラウスも個人としての幸せを望むこともそれを願ってくれる人もいない存在だったんだよな。 唯一願ってくれた人が同一人物だったとか -- 名無しさん (2014-06-06 15 52 24) この後 -- 名無しさん (2014-06-08 00 07 12) 娘も孫も犠牲にして関係ない人まで巻き込んでってなると人の総意ではあるけど人間ではないよね獣ですらない、罪悪感などおこがましいって思う 地獄ですら生ぬるい -- 名無しさん (2014-06-08 00 17 00) ↑そ、その地獄ですら生ぬるい中で生きていたのがこの人とストラウス。人間でも獣でもない、世界に奉仕する化け物。いっそ機械なら良かったのにね。 -- 名無しさん (2014-06-08 00 50 05) 総意も何も、ステラという誰がどう見てもただの一 人の人間だった娘が『ストラウスに生きてほしい』 と言っている時点で、彼女のは総意ではなくただの 多数の意見でしかない。あるサイトで『ストラウス はマクロの奴隷』と言っていたけど、ストラウスは まかりなりにもマクロの対であるミクロの幸せを体 感していたから、それらを大事にしようと考えた。 そしてセイバーはミクロの幸せやなくい きなりマクロの幸福なんてものから入ったから、自分自身の大事なものを切り捨てるやり方 しか残らなくなった。やっぱりステラの言っていた 「叱ってあげる」人間がいなかったことがこの二人 の最大の悲劇。お前らだけで世界を背負うとかする なと言ってもらえなかったから、この人もストラウ スも背負う道しか見出せなかった -- 名無しさん (2014-06-16 07 03 45) ただ、この人とストラウスが背負わなければ、おそらく人類種と吸血種の全面戦争がかなり高い確率で起こってた訳だけどな。そこがこの物語の救われない点な訳で。 -- 名無しさん (2015-07-15 06 03 49) この人も赤バラも善人中の善人なのに、敵対しなければならなかったという悲劇。なお、赤バラにとっては「お義母さん」である -- 名無しさん (2015-10-09 15 47 46) あえて非があるとすれば、覚悟があるとは言え間接的にそれを他人に強いたことかな・・・プッチ神父程独善的ではないが -- 名無しさん (2015-10-09 16 36 41) ストラウスを恐れて作った黒鳥だけどストラウスが恐れた通りの魔人になった場合何代かけようと絶対倒せないよね。黒鳥が天敵として機能するにはストラウスやアーデルハイトが優しい事が前提なんだよなぁ… -- 名無しさん (2016-10-07 00 23 04) そもそもストラウスは最悪地球外へさっさと逃亡すりゃ黒鳥なんてなんも怖くないからな。 -- 名無しさん (2018-05-20 22 51 06) 初めて読んだときは子供だったのである意味の元凶である彼女が明確な罰を受けてないことが気に入らなかった でも今は、自分が純粋な正義感と覚悟を以てやった事が全て裏目で愛娘と孫を無意味に殺害し呪いに変えただけだった、という事実を知って生き続けたのが、この上の無い罰だったのあと気づいた(真実を知らないまま赤バラに殺された方が本人にとっては楽だっただろう) -- 名無しさん (2018-12-14 05 16 27) ぶっちゃけ、この人が宇宙の知識を持ってたなら相談で話が終わっていた感。ステラに月の石をプレゼントしたよ、とか話してたら宇宙生物は宇宙で暮らせ!で、済んだんじゃないかと -- 名無しさん (2020-08-10 19 12 35) それをやるには、吸血種側が国を保てないくらいに弱ってないと無理だと思う。『人間側の一方的な都合を受け入れて、至高の王と王妃を国外追放しろ』は、飲めない要求過ぎる -- 名無しさん (2020-11-28 00 41 08) そこは月(聖地)に新しい領地を作るなり何なりいいわけは出来るかと。ストラウスだって自分の力が脅威だって意見には賛成してた訳だしね。夜の国にしてもストラウスとアーデルハイトの子供が癇癪起こして国が滅ぶ可能性とか避けたいだろうし -- 名無しさん (2020-11-28 20 09 32) ↑2ストラウスの処刑に乗り出したぐらいだし追放程度で済むなら喜んで飲んだんじゃね -- 名無しさん (2021-04-27 00 59 31) ストラウスの追放はいつストラウスが自分達を殺しにくるか分からない恐怖が自分たちでは手の出せないところに存在し続けるという事を容認できるかが問題。そもそも前提として、ストラウスの恐怖は「個人の気持ちひとつで人間を滅ぼすことの出来る存在が存在すること」だから、ストラウス自身の考えなんて意味がなく、いつか赤バラが自分達を滅ぼすかもしれないという疑心が存在する以上人間がストラウスの生を容認できないと思う。 -- 名無しさん (2022-09-25 01 15 02) 明日の赤バラを次のヴァンパイア王と置き換えれば恐れるのも理解できる -- 名無しさん (2023-06-01 21 57 55) 名前 コメント
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autolink FS/S03-102 カード名:水着のセイバー&桜 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4000 ソウル:1 特徴:《マスター》?・《水着》? 【永】あなたのターン中、他のあなたのキャラをすべてに+500。 桜「先輩も一緒にどうですか?」 レアリティ:TD illust.TYPE-MOON 初出:CPG2003年7月号表紙 自分のターンに味方をパンプする能力を持つカード。 応援とは違い位置を限定されないため、相手を倒すのに後少し足りない時のフォローとしては有難い一枚。 しかし、本人のサイズは1/0のバニラより1500も少ない4000。 後列に応援を並べた上で前列に居座っても最大で1/1バニラと心中するのが関の山である。 ・関連ページ 「セイバー」? 「&」? 「桜」?
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LCAM-01XA アークエンジェル [部分編集] 第1弾 UNIT 01A/U WT009U 2-白2 [1]:供給 (戦闘フェイズ)[2]:このカードをリロールする。 艦艇 白-S 宇宙 地球 [0][2][4] 白の艦艇。 自分自身をリロールさせる事ができる。 PS装甲を持つ自軍ユニットを場に維持するには供給が不可欠となる。 防御時にリロール状態を維持でき、同時にPS装甲を持つユニットを同じ部隊に組ませ易くなる。 リロールさせる為のコストは軽くないので、維持するか手札に戻すかで柔軟な運用を心掛けたい。 [部分編集] 第6弾 / ベストセレクション第3弾 UNIT 06C/U WT108C 2-白1 [1]:供給 (>起動):このカードは、「PS装甲」を持つ自軍ユニットと同じ部隊で出撃した場合、ターン終了時まで「速攻」、または「高機動」を得る。 艦艇 白-S 宇宙 地球 [0][2][4] 「PS装甲」を持つユニットと同じ部隊で出撃したら、速攻または高機動を得られる。 PS装甲はその性質上、供給を持つ自軍カードと同じ部隊に出撃させたいものだが、供給を持つカードの大半が「特徴:艦艇」を持つユニットな上に速攻等の特殊効果を持たないものが多く、部隊を編成する時に犠牲にせざるを得ない場合が多い。 このカードはその問題を解決しており、「速攻」または「高機動」部隊を維持する事が可能。 フリーダムガンダム系のユニットは、速攻または高機動のどちらかを所持しているので相性は良いが、攻撃時には自身の効果で手札に移らない為、防御時に同じ部隊で出撃させ、場に維持させるのが良い。 単独では戦力として数え難いが、PS装甲を持つユニットの運用を円滑にする事ができる為、高機動部隊の対策とする際には採用を検討したい。 イラストはアークエンジェル〔U-S205〕のもの。 「PS装甲」を持つユニット一覧(B3現在) エールストライクガンダム《01/SP》 ランチャーストライクガンダム《01 B1》 ソードストライクガンダム《01》 ストライクガンダム《01》 デュエルガンダム バスターガンダム デュエルガンダム(アサルトシュラウド) フリーダムガンダム《EX01/SP》 イージスガンダム ブリッツガンダム ストライクルージュ フリーダムガンダム(フルバースト) ジャスティスガンダム カラミティガンダム フォビドゥンガンダム レイダーガンダム プロヴィデンスガンダム《EX04》 フォースインパルスガンダム《05》 ソードインパルスガンダム《05》 ブラストインパルスガンダム《05》 デスティニーガンダム《05 B3》 フリーダムガンダム(ミーティア) エールストライクガンダム(ムウ機) ガイアガンダム アビスガンダム カオスガンダム ジャスティスガンダム(ミーティア) セイバーガンダム ガイアガンダム(MA形態) デスティニーインパルスガンダム ストライクフリーダムガンダム デストロイガンダム ガイアガンダム(バルトフェルド機) インフィニットジャスティスガンダム デスティニーガンダム(パルマ・フィオキーナ) フォースインパルスガンダム(ルナマリア機) ストライクルージュI.W.S.P. ストライクノワール ブルデュエル ヴェルデバスター ストライクフリーダムガンダム(ミーティア) インフィニットジャスティスガンダム(ミーティア) レジェンドガンダム パーフェクトストライクガンダム ソードカラミティ インパルスガンダム《SP》 デストロイガンダム(MA形態) [部分編集] ハーフデッキ UNIT CG/U WT009P 2-白1 戦闘配備 [1]:供給 艦艇 白-S 宇宙 地球 [0][2][3] イラストはアークエンジェル〔U-S105〕のもの
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現在のステータス:倭建命 現在のステータス:倭建命 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:セイバー ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┓ 【真名】:倭建命 【レベル】:80 【アライメント】:混沌・善 ┣━━━━━━┳━━━━━━┳━┻━━━┳━━━━━╋━━━━━━┳━━━━━━┫ 【筋】:40 【耐】:40 【敏】:50 【魔】:50 【運】:30 【宝】:70 ┣━━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┫ ___ ,-‐ `゙ヽ _ ,-- 、, - 、 `ヽ / _,-‐ _`゙ヽ丿 / / / <  ̄ ` / / / / / ///>i -‐ / / ///// /i /l/i l / / / i /l/t/ ヽ l//l /il /,- ~ / i l ゝノ ヾ リ/ /ノ リ / /_ -‐/ / /. i i (l ;;i /;;r . /;;ノi/ ー- /;;;;;i i/ i//__l_`ヽ、 /;;∧;;;i / `゙k l`゙ i ヽヽiノ _, - =‐,-、、 l_l ヽヽ ;;ヽ;l / i;l ヽ;;ヽ`ヽ l lヽヽ `ヽ;l l l;l ヽ;;ヽ/ l. l `ヽ ヽ 、 . ll;l l;;;/ , l ヽ、 l;;l, 「r ―― l/ l ヾ、 ヽ l;;l // ヽ , ヽ ヽ ヽ ヽヽ、 ヽl、 // ヽ /;;;;;ヽ、 ` ヽ ヽ、 ヽ, . / l , ‐ __ ヽ/;;;;;;;; ヽ、 l l-‐〉〉 / / l /_r ヽ;;;`ヽ、 ヽ、 l l‐  ̄`ヽ //- _`゙ヽ-‐┌/;;;/`゙ヽl l `, ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【スキル】 ○対魔力:A 相手が使用ステータスに【魔】を選択した場合、それに「-50点」のペナルティ修正を与える。 A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。 ○変装:A 戦闘時、ラウンドの1回目に行われるステータス比較で、敵陣に対し「-10点」のペナルティ修正を加える。 またステータスを隠蔽し、透視によって看破されなくする。 自身の姿形や真意を偽り他者を惑わすスキル。 ○火除けの加護:B 自陣が受ける「戦力値」の計算前に発生するLPに対するダメージを、常に「2点」軽減する。 この効果が適用されるのは、スキル及び対人宝具によるものに限られる。 草薙剣により野火攻めを退けた逸話の具現。生半可な炎では火傷一つ負う事はない。 ○神殺し:A 「◯神性」スキルを持つキャラクターとの戦闘において、自陣の勝率に常に「+50%」の補正を得る。 神威を打倒した者のみが持つ特殊スキル。 セイバーは幾柱もの神々を討ち取っており、神性を持つ相手との戦闘では常に有利な補正を得る。 ○神性:B Cランク以下の「◯神性」を持つ相手との戦闘では、勝率に「+10%」の補正を得る。 セイバーは「◯神殺し:A」の効果により、Aランク以下の「◯神性」による勝率補正を無効化する。 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 天照大御神の直系であり、本人も軍神として祀られるセイバーは高い神霊適正を持つ。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○素戔嗚尊(たけすさはやすさのおのみこと) ランク:A 種別:対人宝具 神剣を手に、無数の神々と怪物達を討ち取った日本最高の英雄としての武勇の具現。 その身体や扱う技の全てが宝具の域に昇華されており、セイバー自身がある種の 「神造兵器」として超人的な戦闘力を発揮する。 その力は、名高きスサノオと同様に“軍神”として奉られる程の域にある。 戦闘の開始時、自陣のLPとMPの現在値、及び最大値に「+5」点のボーナス修正を加える。 ステータス比較を行う際、自陣に対して常に「+10点」のボーナス修正を得る。 同時に自陣が受けるスキル、宝具による数値的なペナルティ修正を常に「10点」分無効化する。 また宝具の効果以外で、敵陣のLPに対して与えるダメージを常に「+1点」する。 このキャラクター自身と所持しているスキル全てを、Aランクの対人宝具としても扱う。 ○天叢雲御剣(あめのむらくものつるぎ) ランク:A++ 種別:対城宝具 三種の神器の一つであり、八岐大蛇の尾から生じた最高位の神剣。 セイバーは叔母である倭姫命よりこの剣を授けられた。草薙剣とも呼ばれる。 一つの国、一つの世界における“武力”を象徴する剣であり、その一撃は所有者の魔力を 変換して“嵐”や“雷”といった自然的な暴威の“概念”として解き放たれる。 その出力は最高の聖剣に勝るとも劣らない。 敵陣に「◯怪力」スキルを持つキャラクターがいる場合、自陣の勝率に常に「+50%」の補正を得る。 この宝具は「戦力値」を算出する際にMPを「5点」消費する事で使用できる。 自陣の「戦力値」に「+【宝】×3点」のボーナス修正を加える。 この時、さらに「5点」のMPを消費する事でボーナス修正に「+【魔】点」する事ができる。 この宝具を使用したラウンドで「戦闘結果」の判定に勝利した場合は、通常のダメージ処理を 行わずに敵陣に対して「戦力値の差分÷10」点のダメージを与える。 この宝具は最低限「2戦力の優位」を得ている状態でなければ使用できない。 ただし敵陣が同じタイミングで「対軍宝具」を使用した場合は「1戦力の優位」のみで、 「対城宝具」以上を使用した場合は無条件で使用する事ができる。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 日本国最強クラスの大英雄。第12代景行天皇の第二皇子。小碓命。 幼い頃からの異常な力。命令の解釈の齟齬でうっかり兄を殺してしまった事等で父に恐れられ、 矢継ぎ早にまつろわぬ神々や怪物の討伐に向かわされ続け、戦い続けた果てに力尽きた。 主催地:日本の大英雄をセイバークラスで呼んだだけあり、極めて強力。 ちなみに今作では「先祖返りを起こした両性具有」の存在。 結構押しが強く目立ちたがり。そして、非情に見えて相当できない子を気遣っている。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
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「やっと授業終わったー」 「帰りどこ寄るー?」 何の変哲もない学校で、何の変哲もない授業が行われ、いつもと変わらない放課後がやって来る。 来年には大学受験を控えた少年、來野巽もそんないつもの日常を愛する一人だった。 最近、クラスメイトたちが談笑する姿が妙に微笑ましく、尊いものに感じられることが多い。 感性が老けるにはいくら何でも早すぎる、と自分でも思うがつい頬が緩んでしまうのは仕方ない。 こんな時間がずっと続いていけば良い―――心の底からそう願う。 「俺も行くか」 巽には野鳥観察と読書という、今時の高校生としては些か渋い趣味を持っている。 ここ最近勉強に集中していたため出来なかった野鳥観察に繰り出そうとしていた。 愛用のスマートフォンにはこれまで撮影した鳥の画像が豊富に保存されている。 また新しいSDカードが必要になるな。そんな思考を浮かべた途端、頭痛が走った。 (あれ……?) ―――何かが、何かがおかしい。 俺はどうしてこんなもので撮影なんかしているんだ?―――いや何を考えてる。これは一人暮らしをする前に両親に買ってもらったスマートフォンじゃないか。 違う。そんな記憶ない。―――どうしてだ?そんなに昔のことじゃないはずだ。 そもそも何だこの機械は。―――何を馬鹿なことを。いつも使ってるじゃないか。 違う、違う違う違う違う。俺にはもっと、他にやるべきことがあったはず――― 「うぅっ………!」 右眼が疼く。耐えがたい熱と共に強烈な焦燥感に襲われる。 早く目覚めろ、思い出せ―――そう語りかけるかのように右眼が熱を帯びていく。 クラスメイトたちの奇妙なものを見るような視線に気づくこともなくよろよろと立ち上がり教室を出た。 きっと疲れているのだろう。今日のところは家に帰ってゆっくり眠ればまたいつもの日常がやって来る―――そう自らに言い聞かせながら。 相も変わらず治まらぬ右眼の発熱と格闘しながら、覚束ない足取りで家路を目指す。 普段はそれなりに人通りのある住宅街だが、今日ばかりは何故か人気がない。余計な雑音が入らないことが今は有難かった。 そう思ったのがいけなかったのだろうか。途轍もない破砕音が木霊し、ほんの十数メートル先の交差点から数人の人影が現れた。 「なっ!?」 「せ、セイバー!」 「追い詰めたぞ。速やかにとどめを刺せ、ランサー。宝具の解放を許可する」 「承知!」 彼らは路傍の石も同然の存在である巽など気にもかけない。気づきもしない。 巽が身震いするほどの威圧感が感じられたかと思うと、槍を構えた男が槍の穂先から細い熱線のようなものが放出され、剣を構えた男の胴体を丸ごと消滅させた。 力なく崩れ落ち、粒子のように消えていく男の肉体。傍にいた青年が悲鳴を上げながら巽のいる方向へ逃げていく。 「……申し訳ありません主よ。これ以上の戦闘行動は……」 「わかっている。あの程度の魔術師ならば私が仕留めてみせる。お前は休んでいろ」 槍を持った男も疲弊したのか薄ぼんやりとした姿になっており、もう一人の青年が近づいてくる。 何だこの光景は―――思い出せ。俺は知っているはずだ。 誰なんだあいつらは―――忘れるな。俺の敵であり、味方でもある存在なんだ。 そうだ、この光景は―――彼らの存在は、彼らの正体は―――――― 「聖杯、戦争の…サーヴァント……!」 無意識に紡いだ言葉は引き鉄となって、眠っていた記憶を呼び覚ました。 ふとした偶然から巻き込まれた東京の聖杯戦争と自らに秘められた力。 無知で未熟なこの身に対して真摯に接し、そして自分の願いに殉じてくれたバーサーカー。 彼と誓った聖杯戦争の阻止という目標。 全てが奔流のように脳を駆け巡り、瞬時に全てを思い出した。 (何で忘れてたんだ!友達のことを!) 「む?見たところ、目覚めかけのマスターというところか? 生憎競争相手を増やすような趣味は持ち合わせていないのでな。敗残者共々消えてもらおう」 「させるか!」 今までは忘却し、封印されていた巽の唯一の武器。生物のあらゆる挙動を停止させる魔眼がランサーを従える魔術師を過たず捉えた。 相手の男は声も出せず、サーヴァントへの出撃命令を下すことすらもできない。説得するならば今しかない。 「聞いてくれ!俺は、この聖杯戦争を止めたい!こんな誰が開いたかもわからない、勝手に人を拉致してマスターに仕立て上げる殺し合いなんてどう考えてもおかしいだろ!」 巽にとって、守りたい対象は人間たるマスターだけではない。どう見ても人間と変わらないNPCを人と区別するようなことは彼にはできない。 何よりも、ここが東京でないとしても人を殺して勝ち残ることを良しとしてしまえば家族にも学友にも、バーサーカーにも二度と顔向けできない。 だからこそ、停止させた相手を殺す機会を捨ててでも対話で解決しようとする。 ―――だが悲しいかな、世界が少年の切なる願いを聞き入れる理由はどこにもない。 それまで硬直していた青年が巽にはよくわからない呪文めいた言葉を口にすると、魔眼の拘束から解き放たれ自由を取り戻した。 「ランサー!」と従者の名を呼ぶと再び槍を持った男が顕現しその穂先を巽へと向けた。 これが素人の限界。青年は巽の魔眼に抗えるだけの熟達した魔術師だったのだ。 「しまった…!」 「まさか魔眼の使い手だったとはな。侮った非礼の詫びとしてこちらの最大戦力で仕留めさせてもらおう。 ああ、そういえば聖杯戦争を止める、などと言っていたか?それこそ、馬鹿げている。 一族再興の悲願を諦めろとでも?笑えん話だ。聖杯の真贋になど興味はない。この願いを叶えるに足る力があるのなら何であろうと手に入れる、それだけだ」 來野巽は魔道や神秘、そして魔術師の何たるかを知らずに育った。故に魔術師が重きを置く価値と願いを理解しきれないのは当然であり、この破談はまさしく必然である。 圧し掛かる英霊のプレッシャー。魔眼が通用する類の相手ではない。―――ではもう打つ手はないのか。否。この手にはマスターの証たる紋様がある。 令呪。聖杯戦争の戦闘代行者(サーヴァント)を統べる絶対命令権。この手にそれがあるならば、自分にも最後の武器がある―――! 「来い、いや……」 槍の男が動く。殺される。思考など一切必要なく、ただ本能のみでこの先に待つ事象を悟る。 それは、駄目だ。帰るべき場所がある。まだ為さねばならないことがある。まだ死を受け入れるわけにはいかない。 だからこそ―――――― 「来てくれ、ジキル!!!」 ―――未熟なこの身の助けになることを誓ってくれた、掛け替えのない友の名を呼ぶ。 魔力の奔流が周囲一帯に迸る。 槍の男、ランサーは瞬時にこの現象がサーヴァント召喚であると理解した。 先の一戦で既に魔力の消耗は甚大。されど令呪の援護を待つには遅すぎる。 ならば取る手は一つ。相手の力が分からぬ危険を冒しても先制の一撃でその命脈を絶つのみ――――――! 「なるほど、どうやらイレギュラーな状況のようだ」 甲高い金属音が一つ。ランサーの奇襲は失敗したという証左。 エーテルの光の中から聞こえる青年の声。その姿、輪郭が徐々に露わになっていく。 「ランサー、即座に奇襲を選んだ果断さは見事。だがそれならばこちらも相応の返礼をさせてもらおう」 剛剣一閃。顕現せしサーヴァント以外には視認も敵わぬ一撃がランサーの槍を高々と弾き飛ばす。 返す刀で横一閃。辞世の句を残すことさえも許されず、槍兵は首を撥ねられこの聖杯戦争からの退場を余儀なくされた。 青年が悲鳴を上げ、逃げ走っていく。サーヴァントはその姿を一瞥して背後―――レイラインによって感じられる召喚者をその瞳に映し出した。 「……ジキルじゃ、ない………?」 「サーヴァント、セイバー。真名をアーサー・ペンドラゴン。召喚に従い参上した。 問おう、君が私を呼び出したマスターか?」 ―――かつて、戦争があった。 日本の首都、東京の闇で行われた七人七騎による聖杯を賭けた魔術儀式という名の殺し合い。 戦争と呼ぶに相応しい災禍を齎した英霊たちの中にその剣の英霊はいた。 災禍を止めようと奔走した魔術を知らぬマスターの少年が在った。 同じ戦争に身を投じながら出会うことのなかった二人が、ここに出会った。 【クラス】 セイバー 【真名】 アーサー・ペンドラゴン@Fate/Prototype 【パラメータ】 筋力:B 耐久:A 敏捷:B 魔力:E 幸運:A 宝具:C(EX) 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 対魔力:A… A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。 騎乗:B …騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 直感:A …戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 魔力放出:A …武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。いわば魔力によるジェット噴射。 強力な加護のない通常の武器では一撃の下に破壊されるだろう。 カリスマ:B …軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 【宝具】 『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』 ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。アーサー王の死に際に、ベディヴィエールの手によって湖の乙女へ返還された。 人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」。聖剣というカテゴリーの中で頂点に位置し、「空想の身でありながら最強」とも称される。 あまりに有名であるため、普段は「風王結界」で覆って隠している。剣としての威力だけでも、風王結界をまとった状態を80~90だとしたら、こちらの黄金バージョンのほうは1000ぐらい。 神霊レベルの魔術行使を可能とし、所有者の魔力を光に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、光の断層による「究極の斬撃」として放つ。攻撃判定があるのは光の斬撃の先端のみだが、その莫大な魔力の斬撃が通り過ぎた後には高熱が発生するため、結果的に光の帯のように見える。その様は『騎英の手綱』が白い彗星ならばこちらは黄金のフレア、と称される。 彼の「約束された勝利の剣」は二重の封印が掛けられていて、剣自体に二重構造のギミックがあり、「風王結界」が解除されても、まだ鞘が付いている。 「強力な武器はここぞという時でしか使用を許さない」という円卓の騎士の決議があり、「この戦いが誉れ高き戦いであること」、「敵が自分より強大である事」など13の条件が半分以上クリアされると円卓の騎士たちの間で使用が可決され、拘束が解けていく。 鞘がついた出力半分程度の状態でもアルトリアの物を遥かに上回る威力があり、アーチャーの「終末剣エンキ」によって発生した都市を飲み込むほどの大波濤を一撃で蒸発・粉砕している。最大出力は最早想像できない領域にある。 『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』ではアルトリアの物と区別するため便宜上、「エクスカリバー・プロト」と名づけられている。 『風王結界(インビジブル・エア)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1個 剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具というより魔術に該当する。 幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。 ただし、あくまで視覚にうったえる効果であるため、幻覚耐性や「心眼(偽)」などのスキルを持つ相手には効果が薄い。 彼の剣を包む鞘の一つでもある。 【Weapon】 前述。 【人物背景】 円卓の騎士たちを率いて戦乱の時代を駆け抜けたブリテンの伝説的な君主であり、騎士道の体現として知られる騎士王。 善良なるものを良しとし、悪しきものを倒す、気持ちのいい正統派ヒーロー。本編では綾香を守る理想の王子様だが、同時に大人びた価値観と ニヒルな物言いで綾香を導く保護者的な存在でもある。一人称は綾香には僕で、敵には私。 前回の聖杯戦争で、聖杯入手直前にマスターから強制的に契約を破棄され、その後遺症から前回の戦いの記憶が曖昧である、と誤魔化している。 実はかなりの天然で、番外編に登場する度に拍車がかかっている。また途轍もない大食漢だが、アルトリアと違い、腹ペコキャラではない。 「騎士王」の名に相応しい英霊最高峰の剣技と、卓越した戦況把握能力、マスターの身を必ず守る優れた防衛能力を兼ね備える。 【サーヴァントとしての願い】 巽を助ける 【基本戦術、方針、運用法】 セイバーは強力なサーヴァントではあるがその分燃費に難がある。 巽は魔術回路こそ持っているが決して強力なマスターではないので主従の行動方針も併せて戦闘は必要最小限に抑えるべし。 特に宝具の解放は魔力消費が膨大な上に一歩間違えばペナルティ対象にもなりかねないため細心の注意が要求される。 戦闘中の判断はセイバーに一任するのが最適と思われる。 【マスター】 來野 巽@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ 【マスターとしての願い】 この世界の聖杯戦争も、東京の聖杯戦争も止める 【weapon】 なし 【能力・技能】 基本的に一般人だが母方の祖先が魔術師なため魔術回路を保有しており、隔世遺伝によって右眼に魔眼が発現している。 「見る」ことにより対象となった生物のあらゆる動きを停止させる能力であり、自らの力を把握していなかった時期でも趣味であるカメラのファインダー越しに「見られた」動物は妙に長く動きを止めることが多かった。 自分よりある程度格上の魔術師相手にも通用する能力だが、当然サーヴァントや極めて高位の魔術師などあまりにも抗魔力の高い相手には無効である。 【人物背景】 1991年の東京で行われた聖杯戦争のマスターの一人。マスター階梯は第七位。 世田谷の都立高校に通う高校2年生。成績も運動も中くらいで、趣味は野鳥観察と読書。 家族は両親と妹。受験を控えた巽だけが親元を離れて世田谷で一人暮らしをしている。 魔術も神秘も知らない普通の高校生の少年だったが、母方の祖父の遺品として送られてきた手帖の文章を読み上げることで、意図せずしてバーサーカーのサーヴァントを召喚してしまい、聖杯戦争に巻き込まれることになる。 バーサーカーから聖杯戦争の概要とその危険性、そして「正義の味方」として人々を守りたいという願いを聞き、巽自身も自分の街を戦火から守るためにマスターとして聖杯戦争に身を投じる覚悟を決める。 特別に悲壮な決意や超人的覚悟があるわけではないが、友人や身近な人々の住む街を守りたいという、人としてごく真っ当な正義感を持った少年。 今回の彼はバーサーカーを召喚してからアサシンに遭遇するまでの間から参加している。 【方針】 極力犠牲者を出さずに聖杯戦争を止める。 乗り気なマスターに対してはまず説得を試みる。
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装備可能ジョブ 駆出 戦士 騎士 パラ 魔戦 部位 種類 コスト 売却値 最大Lv スキルと効果 進化 武器 両手剣 11 12000 40 [奥義] トリニティバスター:敵1体に魔種族特攻の3連続物理攻撃 ジェネシスセイバー [特殊通常攻撃] 魔種族に特効の通常攻撃 基礎能力 HP - MP - 物攻 - 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 - 会心 - 魔防 - 属性 なし 基礎能力(LvMAX) HP - MP - 物攻 80 俊敏 - 魔攻 - 回避 - 回魔 - 命中 - 物防 - 会心 46 魔防 - 属性 なし ルーン生成 生成結果 確率 闘争のルーンⅣ 50% 猛撃のルーンⅣ 25% 神気のルーンⅣ 25% セット装備 セット効果 なし 障害耐性 毒 0.0% 妨害 0.0% 混乱 0.0% 麻痺 0.0% 暗闇 0.0% 睡眠 0.0% 幻惑 0.0% 封印 0.0% 石化 0.0% 即死 0.0% 属性耐性 物理 0.0% 魔法 0.0% 火 0.0% 冷 0.0% 水 0.0% 雷 0.0% 土 0.0% 光 0.0% 風 0.0% 闇 0.0%
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妖精勇騎セイバー アンコモン 火/自然 5 5200 ヒューマノイド/スノーフェアリー ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■スピードアタッカー ■パワーアタッカー+1500 ■このクリーチャーを召喚した時、バトルゾーンにある自分のクロスギアを、コストを払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。 (F)私に敵うと思うな! 作者:マイルス 代理作成:まじまん 評価 この200という数値はどうすべきか迷いましたが、結局そのままですw まじまん
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セイバーオルタ(闇に染まりし暴君) 【更新履歴】※3行まで。以降消して下さい。 6/30 ガードキャンセルの追記。 5/26 必殺技(エルフィンボルト)の説明の追記、訂正。コンボ追加 4/16 連続技追加。 【全体評価】 【出現条件】 【通常技】 【通常投げ】 【リフレクトカウンター】 【ガードキャンセル】 【必殺技】 【特殊能力】 【超必殺技】 【聖杯必殺技】 【連続技】 【戦術】 【vsセイバーオルタ対策】 【vs苦手キャラ】 【全体評価】 バックステップは間桐桜と同じく単発で移動距離が短く、ダッシュ・ジャンプはともに遅い、ハイジャンプは遠くまで飛べない、と各種移動性能がかなり悪い。そのためシューティングキャラとはかなり辛い戦いになる。しかしとにかく火力が高いので、1回のコンボが重要になってくる。またリーチはそこそこ長く、ジャンプは低いので飛び込みは得意。 【出現条件】 PS2およびPSPのみ出現、アーケードモードを15人クリア(難易度問わず) または、リーゼリットを使用可能にした上でギルガメッシュがラスボスとなるキャラのアーケードモードをクリア 【通常技】 立ち5弱【威力:280】:その場で外から内へと横薙ぎ。連打キャンセル不可。リーチは短い。技後の隙が多い。 5中【威力:425(2HIT)】:片手で頭上から振り下ろして攻撃。開始位置から相手に届く。空中の相手にヒットさせると叩きつける。2ヒット。 5強【威力:569(2HIT)】:一歩踏み込んでの突き。開始位置から相手に届く。2ヒット。 しゃがみ2弱【威力:250】:足元を薙ぐ。下段。連打キャンセル不可。5弱よりは若干長いがリーチは短い。技後の隙が多い。 2中【威力:499(2HIT)】:しゃがんで体を回転させて、一歩踏み込みつつ横薙ぎ。2ヒット。 2強【威力:626(2HIT)】:しゃがんで体を回転させて、一歩踏み込みつつ足元を薙ぐ。下段。相手は地上受身可能ダウンになる。2ヒット。 空中J弱【威力:300】:若干斜め下に横薙ぎ。中段。 J中【威力:400】:下から上へと切り上げ。中段。ほぼ真上にも判定がある。めくりを狙いやすい。 J強【威力:550】:真下を剣で貫く。中段。慣性を無視して落下する。めくりを狙いやすい。 特殊6B【威力:400】:回転しながら横薙ぎ。前進距離が長い。 6C【威力:759(2HIT)】:打ち上げ。jc可能。発生前にスーパーアーマーが付いているがガードされると反確。2ヒット。必殺技でキャンセルできない。 【通常投げ】 【威力:500】【HIT数:2】首元を刺して引き抜く。相手はよろけ状態になるので追撃可能。 【リフレクトカウンター】 【弱】【威力:】5弱を突きにした感じ。5弱が繋がる。リーチは5弱並み。通常技でキャンセル可能。必殺技でも可能なのか? 【中】【威力: 450】6中と同じモーションで攻撃。必殺技でのみキャンセル可能。追撃可能。 【強】【威力:1600】胴切り→縦に一刀両断する。専用の演出になるので追撃は不可。相手の魔力ゲージを50%削る。 【ガードキャンセル】 頭上から足元まで一閃して切り下ろす。リーチは5中並み。ヒットすると4.0キャラ分ほど吹き飛ぶ。追撃は不可。 【必殺技】 バースト・エア【コマンド:236+攻撃】【威力:】弱:波動が出る。けん制に使用。モーションが長い。単発。 中:壁が発生し、その後波動が出る。攻撃時間が長く、補正切りが簡単。最大6ヒット。 強:中の2倍近い壁を出す。波動は出ない。相手を浮かせる。最大5ヒット。 ライナー/エア【コマンド:214+A】【威力:】弱:闇を剣から放出して突っ込む。闇を纏っている間は飛び道具を食らわない。最大3ヒット。 ライナー/ネガ【コマンド:214+B】【威力:】中:弱より移動距離が長く、相手をすり抜ける。闇を纏っている間は飛び道具を食らわない。最大3ヒット。 スパークス・ライナー【コマンド:214+C】【威力:】強:中と同じ位の移動距離。突き刺した後、相手を吹っ飛ばしダウンさせる。闇を纏っている間は飛び道具を食らわない。コンボの〆に。ヒット時は相手との距離がかなり離れる。最大4ヒット。 エルフィン・ボルト【コマンド:623+攻撃】【威力:】弱:相手を打ち上げる。jc可能。最大3ヒット。 中:自分もジャンプして相手を打ち上げる。空中判定になる。ガードされると反確。最大3ヒット。 強:2段切りで、打ち上げた後、自身も高く飛びあがる。魔力を30%消費、最終段相手の魔力を50%削る。最終段発生時まで地上判定なので最終段ガードされてもRC可能、また地上&低空ヒット後もRC可、タイミングはややシビア。重力補正がきつくない状況で空中ヒット時は、RC・開放せず追撃可能。最大4ヒット。 タイラントクラップ【コマンド:421+攻撃】【威力:】弱:相手を捕まえて投げ飛ばす。水平に発生。出は早い。リーチは短い。空中の相手も掴める。ヒット時は相手との距離がかなり離れる。2ヒット。ガード可 中:相手を捕まえて投げ飛ばす。斜め上に発生。出は弱と余り変わらない。リーチはそこそこ長い。地上の相手は掴めない。コンボの〆に。ヒット時は相手との距離がかなり離れる。6ヒット。 強:相手を捕まえて浮かせる。斜め下に発生。出は遅い。リーチはそこそこ長い。コマ投げ、よってガー不。空中の相手は掴めない。相手を少し浮かせるので追撃可能。5ヒット。 ヘルムブレイカー【コマンド:空中で236+攻撃】【威力:】弱:叩きつけ。中段。バウンド誘発。地上の相手にJ236A JCが繋がる。 中:叩きつけ。2ヒットで、1段目中段、2段目下段。 強:1回切り上げてから叩きつけ。3ヒットで、1・2段目中段、3段目下段。ただし地上相手に2ヒット目が連続ヒットしない。 【特殊能力】 竜炉開城【コマンド:魔力ゲージMAX時に魔力開放】【威力:0】攻撃力が増加する。 【超必殺技】 約束された勝利の剣(エクスカリバー)【コマンド:236236+弱】【威力:2500】正面か上方に魔力をぶつける技。拡散状に広がる。A押しっぱなしで若干上方向に魔力を飛ばす。無敵時間はあるが直前で切れる。最大25ヒット。 卑王鉄槌(ヴォーティガーン)【コマンド:236236+中】【威力:1000 固定】巨大な黒い剣を上に振り上げる。再度のコマンド入力で同じ技を出せる(1回につきゲージ100%使用、最大3回まで)。1段につき1ヒット。 コンボ補正によるダメージ減少を受けない。空中受身不可で、落ちてくる相手に追撃可能。これが当たる距離なら、地上ヒット時はまず214Cが届く。 【聖杯必殺技】 約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)【コマンド:236236+強】【威力:4000】アンリマユで相手を突き刺した後、エクスカリバーを放つ。ガード可能。13ヒット。 【連続技】 5弱>5中>2中>6中>5強>623+弱(JC)>J弱>J中>236+弱>5弱>6中>5強>2強>421+中 基本形、ダメージは約2800。空中236弱の後の叩きつけからの拾いは最速だと5弱がスカるので一瞬待ってから。5弱から6中への繋ぎは最初から6へ入れっ放しでOK。 ゲージ300%なら最後の421+中を236236+中×2>236236+弱にできる。こちらはダメージ5000オーバー。画面端なら236236+中×3もヒットするが3発目に若干のディレイが必要な上、3発目をエクスカリバーにした方がダメージが大きい。 J強>(省いてもいい)5弱>5中>2中>6中>5強>236弱>RC>5弱>5中>2中>6中>5強>6強>j弱>j中>j236弱>着地623弱>J弱>j中>j236中 jccやディレイが出来ない人の為のお手軽コンボ。J強始動で3081(相手サクラ)。5弱始動で2500ちょい。 5弱>5中>5強>236中>魔力開放>5弱>5中>5強>236中>RC>5弱>5中>5強>236中>236236弱 上記よりもっと簡単な補正切りコンボ。同じ行動を3回繰り返してエクスカリバーの補正切り。たったこれだけで5000ダメージを超える。236中は接近していると5ヒットほどするのでキャンセル・補正切りが余裕で行える。ゲージ1本でも行えるのが強み。 j236強>(5中>2中>6中 5強>236中>RC>)5中>2中>6中 5強>6強>hj>j弱>j中>j236弱>6強>6239弱>垂直j>j中>j236強>623弱>6239強>空中開放>j236強>623弱>6239強>236236中>追加236236中>214強 ()の部分は自分と相手のゲージに相談。開放をするまでには使った分は回復する。 解放前のC昇竜をB昇竜に変えれば300%開放もできる。 空中波動C後のA昇竜のタイミングがシビアなので要練習。ダメは7600程度。 C昇竜が入っているので開放はされにくくなっている。画面中央ではハイジャンプと後の方のA昇竜を省く。 j236強>(5中>2中>6中 5強>236中>RC>)5中>2中>6中 5強>6強>6239強>623弱>6239強>空中開放>j236強>623弱>6239強>236236中>(追加236236中)>214強 上のコンボ同様、()はゲージと相談。 とにかく相手のゲージを削りたいときのコンボ。上と同様にタイミングがシビアなので要練習。ダメは5000~6500くらい。 2B 5B 6B 5C 6C J236A 623A(1) J236A 623A JB J236C 623A 2147C 実戦における基礎コン。2B・5Bを抜いた方がダメージが上がる。J236Aは低空波動入力(2369+A)、要慣れ。 4000手前程度。 2B 5B 6B 5C 6C J236A 623A(1) J236A 623A JB J236C 623A 2147A 開放 623A 236236B 236B 236236A 上のコンボから補正切り。 7500程度。 236236B後、ゲージが130%程余っていれば追加236236Bでダメージアップ可能。 2B 5B 6B 5C 623A JB J236A JB J236A 623A JB J236C 623A 2147C 低空波動が安定しない人への妥協版。 投げ 6C J236A 623A(1) J236A 623A JB J236C 623A 2147C 投げからの追撃。 2500程度。 421C 6C JB J236A 623A JB J236C 623A 2147C コマ投げからの追撃。 3000程度。 2B 5B 6B 5C 214A RC 2B 5B 6B 5C 623A JA JB J236A 2B 6B 5C 623A 2362369B 追加236236B 開放 236B 236236A 画面端7500程度 基本行動のみのコンボでラスト補正切り。 360%使ってるが、236236Bの直前で丁度60%溜まる為。 214Aを214Bにすれば自分画面端からでも回り込め使える。 改良の余地ありかと。 5B 5C 236B RC 5B 2B 6B 5C 623A (J236A 623A J236A )623A JB J236C 623A 236236B 236236B 236B 開放 236B 236236A 相手をステージの1/4くらい移動させるコンボ。300%使用でダメージ8500前後 ()内はJB 236A JB 236Aで代用可能。ダメージは少し下がる。 最終的な敵の位置が画面端じゃないと当たらない可能性大。 (j236A jC )5B 2B 6B 5C 623A jB j236A jB j236A 6C 6239A jB j236C 623A 6239C RC 6C 6239A jB j236C 623A 6239C 地上開放 1(236236B 236B 236236A)or2(j236A 6C 623A 2369B 236236A) j236A始動なら6239C前の623Aを両方省く、開放したとこで画面端なら1でそれ以外なら2が安定、236236Aは上向きのほうが当てやすいか? 開幕から1〆で防御開放されずに8000オーバー 5B 2B 6B 5C 623A JB J236A JB J236A 623A JB J236C 623C RC 6C JB J236C 623C (開放) J236A 623A JB J236C 623A 214C(236B 236236A) 上記コンボの妥協版。魔力120以上あれば補正切りできる。 6C 623Aが苦手(?)な人用、ダメは補正切りありで7k行かない程度。 jC 5B 2B 6B 5C 236B (聖杯開放) jC 5B 2B 6B 5C 236B RG 5B 2B 6B 5C 623A jA jB j236A 623A jA jB j236C 236236B 236B 236236C 10000ダメージOverネタコンボ。難しいのはjCからの5Bの連携くらい。聖杯開放のタイミングが早ければ早いほどダメージが上がる。 j236A 5B 2B 6B 5C 623A JB J236A JB J236A 623A JB J236C 623A (聖杯開放) 623A JB J236C 236236B 236C 236236B 236C 236236C ミッション用10kコンボ。スパキャンを使ってないので簡単。 【戦術】 A波動などでけん制をして、相手の隙に付け込んでコンボに行きたい。 モーションが大きい為、むやみな突進は禁物。 飛び道具は214系で無視して突っ込めるが、闇が出ている間のみなので、無理はしないように。 【vsセイバーオルタ対策】 とにかく飛び道具でけん制して、オルタの波動Bなどの飛び道具に当たらないようにしながら一気に近づきたい。 どこで出してくるかわからない逆波動Cからのコマ投げに気を付けたい。そのため、ゲージが十分ならガードキャンセルを使って起き攻めなどに出てもいいかもしれない。 【vs苦手キャラ】 間桐桜と同じく動きが鈍重なので士郎、アーチャー、ギルガメッシュなどの飛び道具持ちは辛い。 以下作成中,,,,,,
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──【無罪】── それを勝ち取るのが、弁護士の仕事である。 ……いや、こう言っては語弊があるかもしれない。 多くの弁護士は、無罪までは勝ち取れない。 勿論、できれば無罪にすべきなのであるが、本来の場合、多くの事件は「有罪」で処理され、実際には減刑をするのが彼らの仕事のようになっている。 その為、「無罪を勝ち取るのが弁護士の仕事」というのは、あくまで彼のポリシーだ。 彼は社会のあるムジュンに鋭く目を尖らせ、無罪を獲得しようとしていた。 ──【冤罪】── 大事な親友に着せられた冤罪。 師匠の妹に着せられた冤罪。 自分自身に着せられた冤罪。 そう、身に覚えのない罪によって、犯罪者として扱われる社会問題。 現実には、松本サリン事件や東京電力OL殺人事件、草加事件などが記憶に新しい事だろう。 かの有名な三億円事件においても冤罪で逮捕され、実名を世界中に公表された被害者もいた。 成歩堂龍一が生きる世界でも、そんな冤罪事件が当たり前になっている。いや、現実以上の多くの冤罪事件が起きている。 たとえ、どんな事件でも、容疑者が逮捕され次第、その多くが有罪となるのが、やはり世界の常であった。 中には、到底ありえないような杜撰な証拠捜査によって起きてしまった冤罪事件も多数存在する。 そんな最悪な世界にしたのは、その世界にだけ存在するある最悪の法律である。 ──序審法廷制度。 多発する凶悪事件を迅速に処理する為、「最大でも三日以内に全ての刑事事件・民事事件の審理を終わらせる」という、現代社会の負の法曹システム。 僅か三日で捜査官、検察官、弁護士の全てが事件の証拠を確認し、判決を下さなければならないという、弁護士、検事、裁判官、被告人、証人の誰にとっても過酷なルールだ。 勿論、その短期間では多くのミスが生じ、まともな判決など期待できようはずもない。 弁護士は、常に逆境に立たされる。それでも、被告人の無罪を信じ、誰も傾けてはくれない「やっていない」の一言に耳を澄ます。 検察官は、刑事の捜査を信じ、全ての犯罪を「有罪」で処理しようとする。 そんな正義だけで回っていればまだしも、中には「法曹界の闇」と呼ばれる証拠のねつ造・隠ぺいの案件も山ほどあるらしい。 だから、「逆転裁判」こそが、成歩堂のような弁護士たちに強いられた戦いだった──。 しかし──。 ある日。 成歩堂の弁護士人生の中で、最も凶悪な事件において、成歩堂龍一は弁護士として「勝利」し、そして己の正義が「敗北」した……。 ◆ ──【無罪】── その響きは、本来なら喜ばしいはずの物である──。 だが、その日は違った。 裁判長が小槌を叩き、被告人の無罪があの日、確定した。 同時に、別の罪もない人間に殺人の疑いがかけられる事になったのである。 弁護士にとって、被告人を無罪に出来るというのは喜ばしい事であり、また、同時に被告人を祝福すべき場面だ。 成歩堂はこれまで、何度もそうして来た。 被告人を信頼して来たからである。 しかし。 ……あの事件の場合、犯人はまぎれもない、被告人だった。 勿論、成歩堂も全ての犯人を無罪にするわけではない。殺人を行った者は、勿論相応の罰を被るべきであると考えている。 それが彼や、師匠の千尋や、検事の御剣が信じてきた「正義」である。 真実を最優先とし、己の職務を決して勝利だけに囚われずに考える信念──成歩堂は、数日前、それを失ってしまった。 成歩堂がこれまで掲げてきた、司法に携わる人間としての正義は奪われ、その重圧のあまり、弁護士の資格を返還する事さえも頭を過る。 「‥‥マヨイちゃん、僕は‥‥」 そんな彼が殺人犯を無罪にした事にも、勿論、理由はあった。 成歩堂の助手である綾里真宵が誘拐され、被告人の無罪を誘拐犯によって要求されたのである。 成歩堂も最初は被告人も信じて、彼を助ける為に無罪の証拠を集めた。 だが、現実は違ったのだ。 ……被告人は、殺し屋に依頼し、実質的に殺人を行っていた。 真宵を誘拐したのは、その殺し屋であった。 大事な真宵が誘拐犯に殺されないよう、上手く弁護をしながら、しかし有罪の犯人をどうすべきか──成歩堂は、有罪と無罪の板挟みで、三日間を悩み続けた。 だが、その調整が難しく、だんだんと、成歩堂の思惑とは裏腹に、局面は「無罪」に偏っていく事になった。 無罪にしたくはないが、しかし、成歩堂は水面下で危機に晒され続ける真宵をどうしても救わねばならなかった。 彼女は、大事な師匠から預かった家族であり、成歩堂にとっても家族のような存在だったのだ。 ……やがて、被告人の代わりに、別の人間が犯人に仕立てられようとしていた。 ──【無罪】── そして、その審理は、全く罪のない人間に罪を被せ、殺人犯を無罪にする形で、閉廷した。 その後、成歩堂が罪を被せた人間は、有罪判決を受け──この事件は、表向きには、終わった。 「────」 ……あの誘拐犯は義理堅い人間だ。 真宵は、きっと解放されただろう。 しかし、彼女に会いに行く事はもうできない。 成歩堂は自分の信じるべき正義を失っていた。 そして、弁護士のバッジももう、投げ捨てようとしていた。 ◆ 「────それがおそらく、マスターをここに呼んだ願いだ」 ……気づけば、成歩堂はこの聖杯戦争の只中にいた。 セイバーのサーヴァントに今日までの全てを話し、それをヒントにしてセイバーは、彼がここに来た理由を解説する。 セイバーは、成歩堂によく似た髪型をしていた。ワックスでも再現できないようなツンツンヘアーである。 実のところ、成歩堂もセイバーも、これが地毛で、ワックスで直そうとしても直る事のない剛毛なのだが、それはまだ良い。 セイバーも、その髪型以外は傍目には凄く普通の人間に見える外見であった。取り立てて美男子に見えるほどでもないが、見る人が見ればハンサムな顔立ちかもしれない。 実は、彼はかつて、日本海軍の大尉まで上り詰めた男であり、更に言えば、本来女性にしか扱えないはずの「霊力」を持つ特異体質の人間である。 英霊なる者の多くそうした逸話を持つ人間や伝承であり、それが実体化した物らしい。 名を、大神一郎。 裏では、帝国華撃団、巴里華撃団──そして、大神華撃団という部隊を率いた隊長であった。 最終的には帝国華撃団の総司令の座に就いたと言う記録も残っている。 おそらくは、彼の全盛期であるその時期が、今の彼の姿である。 「きっと、その願いと……その霊力の勾玉が結びついて、マスターをここに呼んだんだと思う」 成歩堂は、そう言われてはっとする。 成歩堂の懐には、緑の勾玉があった。これは、綾里家の少女に託された「霊力」を持つ勾玉である。 セイバーは、その存在を一瞬で看破した。霊力を込めた勾玉にふと気づき、それの存在を示したのである。 それは、やはりセイバーには並々ならぬ霊力の素養があるという事であった。 こうして、「聖杯戦争」などセイバーの話す荒唐無稽な言葉を成歩堂があっさりと信じる事が出来るのは、成歩堂がこの「勾玉」を所持していたからだ。 この勾玉がある限り、法廷以外の場所でナルホドに嘘をつく事はできないのである。 それというのも、この勾玉に込められた霊力のお陰で、成歩堂は「サイコ・ロック」という特殊能力を発現できる。 人間の心に閉ざされた闇や嘘が見抜けるようになったのだ。 仮にセイバーが成歩堂の前で嘘をついているのならば、「サイコ・ロック」が即座に発動し、セイバーの目の前に幾つもの赤い錠前がかかる事になる。 成歩堂は、普段、あらゆる証拠をつきつけて、サイコ・ロックを解除していくのだが、現状、セイバーを相手には、全く、そんな事をする必要はなかった。 つまり、彼は聖杯戦争の話に関して、一切嘘をついていないという事になる。 実際のところ、この勾玉の加護そのものが霊力の結晶なのだし、現実に「霊媒」を行う人間がいる事も彼はよく知っている。 この英霊を疑う余地はない、と成歩堂は判断した。 セイバーが話した聖杯戦争の話は全て本当だ、とひとまず結論づける。 「‥‥だとしても、一体僕はどうすればいいんだ‥‥」 だが、結局、聖杯戦争という希望を聞かされても、成歩堂にあるのは、強い落胆のムードであった。 椅子に座し、頭を抱え、蹲るような姿勢で、セイバーにはまるで成歩堂が何も耳に入れる気配がないようにも見えた。 しかし、一応は全て聞いているようで、成歩堂とセイバーとの会話は何の問題もなく成立していた。 セイバーは、促すように毅然として続けた。 「俺がマスターに与えられる選択肢は二つだ。よく聞いて、選んでほしい」 サーヴァントが本来マスターに従う物であるように、セイバーもまた、成歩堂にも比較的従順であった。 成歩堂は少し顔を上げ、セイバーを見た。 真剣なまなざしで、セイバーは成歩堂に語る。 「一つは、この聖杯戦争に乗り、聖杯を得てマスターの願望をやり直す事。その為に、サーヴァントである俺を使うのも構わない。 ただし、俺の主義として、無抵抗の相手や民間人を巻き添えにする事は絶対にしない。 それでも、もしマスターに闘う覚悟があるならば、俺は出来る限り協力するつもりだ」 それは、即ち、他のマスターやサーヴァントなどの犠牲者を生みだす事に等しい判断だろう。 正義を翳してきた大神一郎という男にとって、他のマスターやサーヴァントをごく個人的な何かの為に積極的に刈り取る事は屈辱に違いないが、もし、セイバーが成歩堂の願いに従えば、成歩堂の世界では一人の女性が冤罪を免れ、また、一人の犯罪者が刑務所に入る事になる。 そして、逆に、セイバーがマスターの願いを拒めば、一人の女性が冤罪を被ったまま、犯罪者が野放しにされてしまうという事でもあった。 それもまた、セイバーにとって好ましくない事であるのも事実だ。 サーヴァントとして顕現した以上、その判断はマスターにゆだねるしかない。 「そして、もう一つは、マスターの正義を取り戻し、それを示す事だ。 それは、マスター自身の意志が大きく関わる。何を正義とするのか、何を守ろうとするのか……」 それは、ここでもまた、あの女性のような犠牲を作らないという事──弁護士としてやって来たように、弱い者の味方であり続ける事だ。 しかし、かつて成歩堂はその正義を捨ててしまった。 少女一人を救う為に、別の誰かを犠牲にしてしまい、弁護士としての人生を終えようとしているのが今の成歩堂である。 どちらも救い出せる奇跡は、あの時は起こらなかった。 いや、奇跡は、起こらないからこそ奇跡なのだ……。それを可能にできるのは、唯一、聖杯のみであった。 だからこそ。 選ぶのは難しかった。 選びあぐねた結果が今の惨状であるが、やはり成歩堂は選択するのが下手であったのかもしれない。 二つの選択肢を上手に得ようとすると、事態は最悪の形で収束する。 それを痛い程分かっていたはずなのに。 「‥‥ごめん。僕には、まだ判断ができない‥‥」 正義を選ぶ事は、成歩堂の弱さが原因で殺人の汚名を着せられた女性を、裏切る行為に思えた。 そして、何より、一度、誰かの為に捨ててしまった選択肢を、再び選ぶのは、難しかった。 本心ではそれを選びたいようで、やはり、その為にまた誰かを犠牲にするのは不条理な事でしかなかった。 ──【贖罪】── それに適切な行為は、正義か、あるいは、戦争か。 そう問われた時、本当に償うべき相手にとって、今は後者が意味があると思えた。 成歩堂は、誰にも信じてもらえず、孤独の中で覚えのない罪を着せられた人間がいかに苦しいかを、幼い時から知っている。 だからこそ、弁護士になり、弁護士であり続けた。それは大事な友の為でもあり、自分の正義の為であったはずだ。 しかし、あの無罪判決は、そんな成歩堂の正義を揺らがせたのだ。 それを考えれば、戦うという行為は至極当然かもしれない。 だが、安易にそれを選べないのが成歩堂に残る本能的な正義だった。 「……無理もない。俺でもきっと、同じ状況なら迷うだろう」 セイバーは、そんな言葉をかけた。 悩みあぐねる成歩堂の姿を見て、あまり急いてはならないと思ったのだろう。 セイバーにも、大切な女性はいる。何人だっている。 彼女たちが人質にされた時、大神一郎は最初に、どうしようもない程悩むだろう。 彼も、生前は優柔不断だと言われ続けた男だ。 帝都と、彼女たち。どちらが大切か──と、問われた事もある。 勿論、大神の圧倒的な力は、人質の救出と敵の撃退を同時に行う事も可能であったし、「両方を救う」という絶対的な選択肢があった。 そう、かつて。 同じ事があった。 一人の女性の命と引き換えに帝都を守る手段があったが、生前の大神はその手段を自ら破壊した。 誰かの犠牲のもとに救われる帝都などあってはならない──その信念の下に。 結果、大神一郎は、その乙女の命も、帝都の平和も守る事に成功した。それだけの力があったからだ。 しかし、二つを救えるだけの力がなかった成歩堂は、悪の力に屈し、正義を捨てて誰かを救うしかなかったのである。 それと同じく、綾里真宵という少女が、成歩堂龍一にとってかけがえのない存在だったのは想像に難くない。 恋愛感情であったのか、それとも師匠の妹だったからか、家族のように思っていたからなのかはセイバーにはわからない。 成歩堂はそれから再び顔を上げ、セイバーに吐露した。 「‥‥正直言えば、聖杯は欲しいよ。だけど、敗れたマスターは消えてしまうんだろう?」 「ああ。おそらく……そうだと思う。俺も、マスターがどちらを選んでもそれを考慮した上で、敵を倒すつもりだ。 敵のマスターの墓標を作る……そんな覚悟で」 「じゃあ、そんな人たちを巻き添えにはできない。どっちにしろ、マヨイちゃんにも、チヒロさんにも顔向けできない気がするんだ‥‥」 「……」 セイバーも、やはり、成歩堂の判断がつかないのは無理もないと判断したようである。 それから、少しだけ時間が経ったが、セイバーが急かす様子がないという事に気づいたのか、成歩堂は、結局、この日はこう結論した。 「‥‥ごめん。やっぱり、しばらく、考えさせてほしい」 「ああ。聖杯戦争の実態を見てからでも決して遅くはない。俺は、マスターの判断を待つよ」 正義を果たせた男と、正義を果たせなかった男。 二人は、こうして出会った。 【クラス】 セイバー 【真名】 大神一郎@サクラ大戦シリーズ 【パラメーター】 筋力B 耐久B 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具A~D(EX) 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:B 大抵の動物、乗り物を乗りこなしてしまう技能。 幻想種(魔獣・聖獣)を乗りこなすことはできない。 【保有スキル】 霊力:B 魔力に代わる彼の類似の能力。 男性ながらにして高い霊力素養があり、霊子甲冑も自在に操る事ができる。 カリスマ:A+ 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。 個性豊かな隊員をまとめ上げるカリスマ性を持ち、都市の信頼を勝ち取る。これは、特に女性に対して強い効力を発揮する。 呪縛:D シャワーの音が聞こえると体が勝手に風呂場の方に動いてしまう保有スキル。 魔力(霊力)、又は強い意志で辛うじて抑え込む事ができる。 【下のスキルは、戦闘中、そのターンに実行している作戦によっていずれか一つが使用可能になる】 戦闘続行:A 名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。 「往生際の悪さ」あるいは「生還能力」と表現される。 仕切り直し:B 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 【宝具】 『霊子甲冑』 ランク:A~D 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1~1000 高い霊力を持つ者だけが操る事が出来る鎧のようなメカ。 一見すると搭乗型巨大ロボットのようでもあるが、その性質上、騎乗スキルの有無に関わらず使用可能であり、セイバーもこれを手足のように自在に操る際は持っているスキル以上の実力を発揮する。 生前のセイバーには、光武、光武改、光武二式、光武F、光武F2、神武、天武など、あらゆる機体を繰った伝説が残っている為、いずれかを選択して現界させて戦う。 これは強力であればあるほど魔力消費が絶大になってしまうが、セイバーの実力ならば最弱の光武でも並のサーヴァントを相手に出来るだろう。 この『霊子甲冑』を纏えば、筋力・耐久のステータスがAランクやA+ランクまで上昇し、魔族・魔物・魔獣などの怪物や巨大な機械などとも互角の戦闘を可能にする。 しかし、一方で、どの機体を使用しても敏捷のステータスがDランクまで下降する。まさに甲冑の如き宝具である。 セイバーの機体は、彼の特性に合わせて、いずれもシルスウス鋼製の二刀流を装備している。 『神刀滅却』 『光刀無形』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1~100 二剣二刀と呼ばれる二つの剣、二つの刀の内、大神一郎が譲り受けた二刀。対になって初めて宝具となる。 いずれも高い霊力が込められており、それぞれ所有者の運命を狂わす加護がある。 光刀無形は、所持者に希望と野望・野心を達成する強い力を与える伝説があり、かつてこの所有者である山崎真之介が葵叉丹として悪に堕ちた事もある。 神刀滅却は、所持者に人を統率し正しい方向へと導く力を授ける伝説があり、元々は帝国華撃団の前司令である米田一基の所持品だったが彼が譲り受けた。 ライダーは二刀流の使い手である為、この二刀を使って生身でも自在に戦闘する事が可能。 『狼虎滅却・震天動地』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:∞ 最大補足:∞ 帝都と巴里、二つの街を守った時に多くの人と信頼と絆を受けた大神一郎のみが使える最大級の技──それが、この宝具である。 ここでも彼が受けた信頼の数だけ彼の技は強くなっていくが、『狼虎滅却・震天動地』は、行動・会話の選択肢を一つも間違える事なく、最良の判断を下し続けなければ発動できない。 故に、使用はほぼ不可能だが、 仮にもし成功すれば、マップ上に存在する全ての敵は成す術なく一瞬で消滅する。 とはいえ、特定人物との信頼と強く絆を深めた場合、それはこの技の縮小版である『合体技』として発現される事もある。 合体技は、敵の肉体と精神に多大なダメージを与え、並のサーヴァントならば再起不能レベルに追いやられてしまう。 【weapon】 『神刀滅却』 『光刀無形』 【人物背景】 太正十二年から太正十六年にかけて帝都、巴里で活躍されたとされる軍人。階級は少尉→中尉→大尉。 海軍士官学校を主席で卒業。その後、銀座・大帝国劇場にモギリとして配属された。太正十六年に大帝国劇場の支配人となる。 (公的な記録で残っているのはここまで) これらはあまりにも不自然な記録であるが、実は大帝国劇場が普通の劇場であったのは表向きの話。 大帝国劇場は、秘密防衛組織『帝国華撃団』の拠点であり、舞台で踊る帝国歌劇団のスタアは全員、霊力を有している「花組」の戦士なのである。 大神一郎は帝国華撃団花組の隊長として、彼女たちの信頼を勝ち取り、黒之巣会や黒鬼会と戦い、これを迎撃。 二度の帝都防衛に成功した後は、その功績を買われて巴里に派遣され、巴里華撃団の隊長として現地でまたも首都防衛に成功している。 これらの功績により、二十四歳にして帝国華撃団総司令にまで出世する。 また、帝国華撃団及び巴里華撃団の十三名の女性隊員は殆ど、彼に対して恋愛感情を抱いていたとされ、他にも彼に好意を持つ女性、男性は数知れなかったと言われている。 【サーヴァントとしての願い】 あくまで自分の正義を貫くが、聖杯戦争におけるスタンスはマスターの決めた方針に委ねるつもりである。 しかし、肝心のマスターがまだ方針を固めていないので、現状は難しい。 【マスター】 成歩堂龍一@逆転裁判2 【マスターとしての願い】 2の最終話『さらば、逆転』で出た「無罪判決」のやり直し 【証拠品(weapon)】 『弁護士バッジ』 ぼくの身分を証明してくれる大切なバッジだ。 しかし、これをどうしようか悩んでいる。 『真宵の勾玉』 にぶく透きとおっている。 フシギな光を放っているように見える。 【能力・技能】 司法試験に合格するエリートのはずだが、法律にはあまり詳しくない。 というか、元々、法学部ですらなく、奇跡的に合格しただけ。 特技はハッタリと、人の嘘を見抜く事である。 運動神経も低く、機械も苦手で、運転免許は持っていない(資格は弁護士バッジのみ)。 はっきり言って、推理力とハッタリ以外に取り立てて挙げられるような特技はないだろう。 【人物背景】 逆転裁判2の最終話のバッドエンドより参戦。 被告人の無罪を信じて戦い、多くの冤罪事件を解決してきた正義の弁護士だったが、助手を人質に取られた事件において、殺人の罪を無実の人間に着せて無罪判決を勝ち取る結末を迎える。 結果的に彼は信じるべき正義を失い、街を出た。 殺し屋から解放されたであろう大事な助手とも会っておらず、精神は半ばダルホドくん状態になりつつある。 【方針】 聖杯戦争に乗るか、それとも聖杯に反旗を翻して正義を取り戻すか。 今はまだ決めかねる。
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imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 セイバーフィッシュ(砂漠迷彩仕様) 劇中での設定 地球連邦軍の戦闘攻撃機(マルチロール機) 地上で使用するため、ルナツーよりおろされた機体であり所属は宇宙軍である。 ※宇宙軍には当初輸送部隊を護衛する部隊がなく、護衛なしでの輸送任務を行わざるをえずその被害ももともとの部隊規模が、陸海空軍にくらべそう大きくないとはいえ無視出来るものではなかった とはいえ、生産された宇宙軍用のセイバーフィッシュやその搭乗員はルナツー等の数少ない宇宙での拠点に送らざるをえず、結局独自の護衛部隊を発足できたのはジムやボールの生産の始まったオデッサ作戦前後だと言われる 宇宙にてお役御免となったセイバーフィッシュは地上におろされ、装備の換装が行われたあと護衛・迎撃・攻撃任務に活躍した ブースターパックの替わりにミサイルや爆弾、ドロップタンクを装備するためのパイロンが設置された ※平時に置いては宇宙軍の基地間を往復するだけであり、また戦時に置いても「地球上」という後方においての任務なので問題無しと考えられた。誰も地球上にてあんな大規模な戦争が起こるとは思わなかったのである 宇宙軍の補給部隊であるマチルダ隊が護衛も無しに輸送任務を行っていたのはこのためである 陸海空軍に護衛部隊を出す余裕も、また宇宙軍の尻拭いをする気もなかったのである(むしろ、地上にジオンをおろしたことから宇宙軍は疎まれていた) imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ↑写真は空軍仕様で、地上で使用するためブースターパックが取り外されている(高高度迎撃機として使用する場合は地球上でも装着していた) タチバナ隊のはこれに砂漠迷彩が施されていた